東アジアで初の開催となったKOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会(ユニバー記念競技場で開催)は5月25日、9日間の熱戦を終え閉会しました。
104か国・地域の1073人の選手が168種目にエントリーする中、日本勢は過去最多の66人が参加し、メダル総数では参加国全体で4番目となる銀9、銅12の計21個のメダルを獲得するなど、総入場者数84,004人の観客の皆さまは大盛り上がりでした。
男子走り幅跳び(義足・機能障害T64)でマルクス・レーム(ドイツ)選手が7連覇を達成したのをはじめ、17の種目で世界新記録が誕生するなど、記録ラッシュのすばらしい大会となりました。
連日、多くの市民の皆さまのご声援、関係者の皆さまの運営・ご協力、本当にありがとうございました。
大会の中で、神戸市スポーツ協会職員は現地でさまざまなお手伝いをしました。
・大会公式SNSのサポート
大会の公式SNSチームのメンバーとしてボランティアの方々と共に選手や観客の方に取材を行い、期間中に大会の情報や魅力をリアルタイムで発信しました。
選手の皆さんは神戸市民や大会スタッフ、そして神戸の街全体での心のこもったおもてなしや笑顔の応対に感激されており、
「子どもたちの声援が地響きのように伝わり、パワーになった」
「たくさんの子どもたちの大きな声援がエネルギーとなって、
スタジアムを包み込んでいた。」
「コロナが明けて有観客の中、子どもの声援がこんなにも力になるのかとびっくりした。」
「レースはきつかったが、名前を呼んで応援してもらえて、最後まで粘ってゴールできた。
ありがとう。」
と、観客の皆さまの声援に対して、驚きと共にとても感謝していました。
・大会期間中のイベントのサポート
20日、21日、23日、24日の4日間のイブニングセッション中に、「増田明美会長と応援しよう!」企画を行いました。観客の皆さんとともにスタンド席で観戦中の増田明美会長による声援を、スマートフォン等でお聞きいただけるようYouTubeで音声配信する業務をサポートしました。観客の皆さんは、会長の登場と熱心な応援に驚きながらも一緒に選手を応援していました。
・子ども記者団のアテンド
子ども記者は、実際にスタジアム内で競技を行う様子を観戦し、競技を終えた選手やビクトリーセレモニー(メダル授与式)直後のメダリストへのインタビュー、大会を支えるオフィシャルスポンサーのブースなどを小学生の目線で自ら取材を行いました。
取材は、開会式前日の5月16日(木)から18 日(土)の3日間行われ、活動をサポートするために、当協会職員が全取材に同行しました。
「子ども記者団」アテンド紹介記事もぜひご覧ください。
KOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会は「つなげる」「ひろげる」「すすめる」の3つの基本理念をもとに誰もが活躍できる共生社会の実現に向けて開催されました。
神戸市にこの素晴らしい大会のレガシーが広く次世代に引き継がれていくように、神戸市スポーツ協会としても取り組んでいきたいと考えています。